ビジネスアプリとコラボレーションツール
Google Workspaceは、幅広いニーズに対応するクラウドベースのオフィスソフトです。Gmail、Googleドキュメント、Googleスプレッドシート、Googleスライドなどの定番アプリケーションに加え、Google Meetを活用したビデオ会議、Google Driveによる安全なクラウドストレージ、Googleカレンダーによる効率的なスケジュール管理など、多彩なツールが利用可能です。
主な機能
Gmail
メール直感的に使えるUIだけでなく、高いセキュリティや99.9%の稼働率が保証されているのでいつでも安心して利用ができます。
※個人のGmailからメールデータを移行可能
Google Drive
ファイルストレージクラウドで資料を安全に保管し、簡単に共有することができます。また、簡単にバックアップができます。
※個人のDriveからファイルデータを移行可能
Google Meet
オンライン会議簡単にWeb会議が行えるだけでなく画面共有や録画が行えます。録画データは自動でDriveに保存されます。
※録画可能なプランはBusiness Standard以上となります
Google Chat
オンライン会議1対1や複数人でのチャットがGoogle Workspaceのユーザーと簡単にできます。また、Driveから直接ファイルのアップロードができます。
Google カレンダー
予定表スケジュールの管理はもちろん、Meetを使って会議のセッティングやDriveから事前資料の共有が簡単にできます。
Google スプレッドシート
表計算ブラウザ上で共同編集が可能な表計算アプリです。Microsoft Excelと互換性があります。
Google ドキュメント
文書作成ブラウザ上で共同編集が可能な文書作成アプリです。Microsoft Wordと互換性があります。
Google スライド
プレゼンテーションブラウザ上で共同編集が可能なプレゼンテーションアプリです。Microsoft PowerPointと互換性があります。
Google フォーム
フォーム作成アンケートなどの申し込みフォームが簡単に作成できます。スプレッドシートと連携させれば回答内容が自動で反映されます。
Google サイト
WEBサイト作成HTMLなどの専門知識がなくても、豊富なテンプレートから簡単にWebサイトを作成できます。
管理コンソール
アカウント管理ユーザーの追加・削除、権限の管理と監査、データの移行、ドメイン管理などができます。また、従業員のPCやスマホといったエンドポイントの管理もできます。
Gemini
AIアシスタントGmailやDocsなどでメール要約や文書生成を行うことで、Workspace全体の生産性を大幅に高めることができます。また、チャットで会話もできます。
NotebookLM
情報分析アップロードした資料などをAIが分析します。これにより要約や要点の抽出などのリサーチ・分析作業を行い、必要に応じて複数人での作業も実現します。
個人アカウントとの違い
Gmail
| 個人 | 法人 |
|---|---|
| △△@gmail.com | △△@yourcompany.co.jp |
独自のアドレスが利用可能
メールアドレスは「△△@gmail.com」ではなく、独自のメールアドレス「△△@yourcompany.co.jp」やグループメールアドレス(info@yourcompany.co.jpなど)が利用可能になります。
Google Drive
| 個人 | 法人 |
|---|---|
| 15GB | 30GB~ |
容量が倍以上に
個人アカウントだと15GBまでしか使えませんが、法人アカウントになると1人あたり30GB以上使えるようになります。またチーム内での共有も簡単です。
※容量はプランによって異なります
Google Drive
| 個人 | 法人 |
|---|---|
| データは個人に帰属 | データは法人に帰属 |
データの所有権
個人アカウントで作成したファイルの所有権は個人に帰属します。そのため、退職時にファイルが消失したり、流出する可能性があります。法人アカウントを利用することで、これらのリスクを防ぎ、ファイルの管理が一元化されます。
Google Meet
| 個人 | 法人 |
|---|---|
| 録画不可 | 録画可能 |
簡単に録画が可能
個人アカウントだと録画ができません。しかし法人アカウントなら簡単に録画が可能になります。
※録画可能なプランはBusiness Standard以上となります
Google Meet
| 個人 | 法人 |
|---|---|
| 1時間 | 24時間 |
制限時間を気にせず会議
個人アカウントだとWeb会議の制限時間が一回あたり1時間までですが、法人アカウントなら最大24時間の連続利用が可能になります。
管理コンソール
| 個人 | 法人 |
|---|---|
| ユーザーが管理 | 管理者が管理 |
従業員のアカウント管理が可能
アカウントの発行や制限は管理者のみができるので、個人アカウントに比べて管理がしやすくなります。また、個人アカウント(△△@gmail.com)からの引継ぎもここから行えます。
プランと料金
-
Business Starter
¥800
ユーザー1人あたりの月額(1年契約の場合)新設法人向けプラン
- ストレージ容量:30GB(1ユーザーあたり)
- Gmail の Gemini AI アシスタント
- Web会議への参加可能人数:100人
- メールアドレスに法人用ドメイン(you@yourcompany.co.jp)が利用可能
-
Business Standard
¥1,600
ユーザー1人あたりの月額(1年契約の場合)中小規模企業向けプラン
- ストレージ容量:2TB(1ユーザーあたり)
- Gmail、Google ドキュメント、Google Meet などの Gemini AI アシスタント
- Web会議の参加可能人数:150人
- メールアドレスに法人用ドメイン(you@yourcompany.co.jp)が利用可能
- Web会議の録画機能
- Google Vidsでの動画編集
-
Business Plus
¥2,500
ユーザー1人あたりの月額(1年契約の場合)中堅規模以上企業向けプラン
- ストレージ容量:5TB(1ユーザーあたり)
- Gmail、Google ドキュメント、Google Meet などの Gemini AI アシスタント
- Web会議の参加可能人数:1,000人
- メールアドレスに法人用ドメイン(you@yourcompany.co.jp)が利用可能
- Web会議の録画機能
- Google Vidsでの動画編集
- 高度なセキュリティ、管理機能
プラン比較表
Gmail
| Business Starter | Business Standard | Business Plus | |
|---|---|---|---|
| 独自の会社用ドメインの利用 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 99.9%以上の攻撃をブロックする迷惑メール保護機能 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 広告の非表示 | 〇 | 〇 | 〇 |
Gemini for Google Workspace
| Business Starter | Business Standard | Business Plus | |
|---|---|---|---|
| AIアシスタント(Gemini for Google Workspace)の利用 | △ ※機能制限あり |
〇 | 〇 |
| 高度なセキュリティとプライバシー保護 | 〇 | 〇 | 〇 |
| Gmail - AI を活用してすばやくメールを検索、要約、作成 | 〇 | 〇 | 〇 |
| Docs- AI でビジネス文書を一から作成、ドキュメントの下書きを推敲 | × | 〇 | 〇 |
| スプレッドシート - AI ですばやくデータを可視化し、分析情報を導出 | × | 〇 | 〇 |
| Slides - AI 画像で優れたプレゼンテーションを作成 | × | 〇 | 〇 |
| Vids - AI による動画制作機能で魅力的なストーリーを伝えられるよう支援 | × | 〇 | 〇 |
| Drive - AI を活用してファイルを検索、要約、分析 | × | 〇 | 〇 |
| Meet - AI を活用して会議の要約や翻訳を行ったり、会議メモを作成 | × | 〇 | 〇 |
| Chat - AI を活用してチャットを検索、要約、翻訳 | × | 〇 | 〇 |
Gemini アプリ(チャット型AIサービス)
| Business Starter | Business Standard | Business Plus | |
|---|---|---|---|
| 利用可能なGeminiアプリ | Geminiアプリ | Gemini Advanced | Gemini Advanced |
| 高度なセキュリティとプライバシー保護 | 〇 | 〇 | 〇 |
| ウェブまたはモバイルでGeminiアプリにアクセス | 〇 | 〇 | 〇 |
| 複雑なタスクに対応するGoogleの最も高性能なAIモデルの利用 | × | 〇 | 〇 |
| オリジナルAIの作成 | × | 〇 | 〇 |
Meet
| Business Starter | Business Standard | Business Plus | |
|---|---|---|---|
| Web会議への参加可能人数 | 100人 | 150人 | 500人 |
| 連続で行う会議時間の限界 | 24時間 | 24時間 | 24時間 |
| 電話番号を利用した会議への参加(米国電話番号または国際電話番号) | 〇 | 〇 | 〇 |
| 会議の録画 | × | 〇 | 〇 |
| 会議中の機能(ノイズキャンセル、ブレイクアウトルーム、アンケートとQ&A、管理用コントロール、挙手) | × | 〇 | 〇 |
| 出欠状況の確認 | × | × | 〇 |
Drive
| Business Starter | Business Standard | Business Plus | |
|---|---|---|---|
| クラウド ストレージ容量 | 30GB(1ユーザーあたり) | 2TB(1ユーザーあたり) | 5TB(1ユーザーあたり) |
| デスクトップ版ドライブの利用 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 複数のファイル形式の利用 | 〇 | 〇 | 〇 |
| チームで利用できる共有ドライブの利用 | △ ※機能制限あり |
〇 | 〇 |
| 対象グループの共有 | × | 〇 | 〇 |
Chat
| Business Starter | Business Standard | Business Plus | |
|---|---|---|---|
| チームとのチャットのやり取り | 〇 | 〇 | 〇 |
| 履歴を有効または無効にする | 〇 | 〇 | 〇 |
| 招待状の自動承諾 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 外部の相手との1対1のチャット | 〇 | 〇 | 〇 |
| 高機能チャットルーム(スレッド形式のチャットルーム、ゲストアクセスが可能なチャットルームなど) | × | 〇 | 〇 |
Calendar
| Business Starter | Business Standard | Business Plus | |
|---|---|---|---|
| カレンダーの共有 | 〇 | 〇 | 〇 |
| スケジュールの予約ページ | × | 〇 | 〇 |
| 会議室の予約 | 〇 | 〇 | 〇 |
Docs、Sheets、Slides
| Business Starter | Business Standard | Business Plus | |
|---|---|---|---|
| 共同編集によるコンテンツ作成 | 〇 | 〇 | 〇 |
| VidsのAIによる動画制作 | × | 〇 | 〇 |
| 共有メモの作成 | 〇 | 〇 | 〇 |
| Googleサイトによるウェブサイト作成ツールの利用 | 〇 | 〇 | 〇 |
| フォームによるアンケート作成ツールの利用 | 〇 | 〇 | 〇 |
| Officeファイルとの互換性 | 〇 | 〇 | 〇 |
| データ入力の自動化、元データを自動で整理してデータを容易に分析 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 自動文章作成、文法の訂正案、スペルの自動修正による文章作成支援 | 〇 | 〇 | 〇 |
| コネクテッドシートの利用 | 基本 | 基本 | 基本 |
| 自社用のカスタムテンプレートの作成 | × | 〇 | 〇 |
NotebookLM
| Business Starter | Business Standard | Business Plus | |
|---|---|---|---|
| AIリサーチアシスタントの種類 | NotebookLM | NotebookLM Plus | NotebookLM Plus |
| 要約を元に2人のAIが対話形式でディスカッション | 1日あたり最大3件 | 1日あたり最大20件 | 1日あたり最大20件 |
| 作成可能なノートブック数 、ノートブックあたりのソース数、チャットクエリ | 最大100のノートブック、1ノートブックあたり最大50のソース、1日あたり最大50件のチャットクエリ | 最大500のノートブック、1ノートブックあたり最大300のソース、1日当たり最大500件のチャットクエリ | 最大500のノートブック、1ノートブックあたり最大300のソース、1日当たり最大500件のチャットクエリ |
| スタイルと長さをカスタマイズできるチャットモード | × | 〇 | 〇 |
AppSheet
| Business Starter | Business Standard | Business Plus | |
|---|---|---|---|
| コーディングなしでアプリを構築 | 〇 | 〇 | 〇 |
セキュリティ
| Business Starter | Business Standard | Business Plus | |
|---|---|---|---|
| 2段階認証プロセスの利用 | 〇 | 〇 | 〇 |
| グループベースのポリシー管理 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 高度な保護機能プログラム | 〇 | 〇 | 〇 |
| エンドポイント管理 | 基本 | 基本 | 基本 |
